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おせち料理「栗きんとん」には大切な意味が込められている

私が子供の頃は、美味しい料理をまだ気軽に食べられる現代ではありませんでした。ですので、お正月に食べるおせちは本当に特別な料理だった気がします。
地域により、おせち料理は大晦日に年越しそばと一緒に食べるところもあるそうですが、私の家庭では元日から三が日にかけて食べていました。

おせち料理は大晦日に年越しそばと一緒に食べる?

そして、今と違いネットショップはありませんでしたので、おせち料理も母が手作りしたりデパートで単品購入したものを重箱に盛り込んでいました。
おせち料理はどれも好きでしたが、「栗きんとん」は別格、今でいえば高級なスイーツ的な存在でした。なんで、他の料理は三が日中食べる量がありましたが、栗きんとんは元旦だけで消えます。なので、母親は栗きんとんとは別に豆きんとんも容易していて、元旦以外はそれで我慢をしていた記憶があります。

おせち料理「栗きんとん」には大切な意味が込められている

しかし、「栗きんとん」は単に美味しく豪華なだけではなく、お正月料理として食べられる意味があるのをご存知でしたでしょうか。
ここでは、そんな栗きんとんの由来についてお話したいと思います。

 

栗きんとんの意味と由来

ねっとりと粘り気が強い濃厚な甘さの栗きんとんは、おせちの定番料理であり子どもにも喜ばれる一品です。甘露煮にした栗をさつまいもや栗でできた餡とあえて作られ、クチナシを用いるとより色鮮やかな黄金色になります。
きんとんは「金団」と書き、「金色の団子」もしくは「金色の布団」という意味があります。

栗きんとんの意味と由来

黄金色の見た目を金塊や小判などに見立てていることから、転じて金運上昇を願う料理になりました。また「勝ち栗」とも言われるように、武家社会では戦の勝機を高めるための縁起物として重宝されたという経緯があります。
幸先の良い食べ物である栗を、一年の始まりの日にいただくことで「勝負強い一年でありますように」と縁起を担ぐといった由来があります。

 

 

ネットショップで人気の栗きんとん

贅沢な悩みですが、今や栗きんとんは人気商品として、非常に多くのメーカーから販売されています。そして、値段も色々です。その中から、来年のおせち用に筆者が気になっている商品を幾つかご紹介します。

人気栗きんとん1

佃煮製造などで30年以上の販売実績を誇るキムラ食品の栗きんとんは粒の大きな栗も魅力ですが、餡まで栗でつくられているのにザラつきがなくすごく滑らか。
それなのに、この量500gで1750円とコスパも最高です。

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人気栗きんとん1

高級志向の方はこちらの特大粒栗きんとんがオススメ。金時芋のあんをたっぷりと絡めた、シンプルで美味しいくりきんとんに仕上がっています。
500gで4580円と少しお高いですが、寧ろ筆者には栗きんとんってこの位のイメージです。

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人気栗きんとん1

こちらは正確には栗きんとんではなく、栗鹿ノ子になります。信州長野県小布施の大人気のお土産です。こちらをおせちの栗きんとんとして代用される方が少なくありません。

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栗きんとん以外の料理の意味

お正月料理として特別な意味や願いが込められているのは栗きんとんばかりではありません。せっかくですので他の料理についても幾つかお話ししましょう。

栗きんとん以外の料理の意味

黒豆
黒豆には、その黒い色から名前が付けられています。この黒い色は、古くから「厄払い」「邪気払い」といった意味を持つとされています。お正月は新しい年の始まりであり、清めや禊(みそぎ)の時期でもあります。黒豆を食べることで、前の年の厄や邪気を払い、清らかな気持ちで新しい年を迎えるという意味が込められています。

数の子
数の子という名前の由来は諸説ありますが、一つの説としては「数多くの子孫をもつ」という意味が込められているとされています。ニシンの卵は非常に多くの個体が産まれることから、繁栄や子孫繁栄の象徴として重要視されています。そのため、お正月に数の子を食べることで、家族や子孫の繁栄や幸運を願うとされています。

ごまめ(田作り)
この料理の名前や形状は、田んぼの畦(あぜ)や田んぼの形を表現しています。ごまめは、長方形の形状をしており、表面には黒ごまや黒胡麻が散りばめられています。これは、田んぼに見立てたものであり、縁起を担いでいるとされています。田作りの準備が整い、豊かな稲作の年を迎えることを象徴しています。

たたきごぼう
ごぼうを叩くことでその食材の繊維を破ることから、新しい年において順調な進展や邪気払いを意味しているとされています。また、ごぼうは長寿や不老長寿の象徴とされており、たたくことでその効果を高めるという意味も込められています。

かまぼこ
かまぼこは鎌の形に似ていることからその名が付けられたとされています。鎌は、日本の農耕文化や農作業において重要な道具であり、豊穣や農作物の実りを象徴するものとされています。かまぼこの形状が鎌に似ていることから、豊かな年や幸運を願う意味が込められています。

伊達巻
伊達家(仙台藩主・伊達政宗の家族)の好物であったことからその名が付けられたとされています。伊達巻は仙台地方を中心とした東北地方で特に愛されている料理であり、伊達家の影響で広まったと考えられています。伊達巻は豪華な見た目と華やかさがあり、お正月のお祝いにふさわしい料理とされています。

昆布巻き
お正月に昆布巻きを食べることで海の恵みや健康、幸福を願うとされています。また、昆布は日本の伝統的な食材であり文化的な意味合いも含まれています。昆布巻きはお正月の食卓を彩り、豊かな年の始まりを祝う料理として重要な役割を果たしています。

錦卵
「錦」は色とりどりの美しい絹織物や模様の意味を持ちます。錦卵はその美しい見た目から「錦」の名前が付けられ、おせち料理の中でも特に華やかな一品とされています。お正月には新しい年の幸福や繁栄を願うことが多く、錦卵の華やかさがその願いを表現しています。

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