「通販おせちって、本当に美味しいの?」
…って、ここ数年、年末になるたびに自分に問いかけてる気がする。検索履歴なんて、「おせち 通販 美味しい」で埋め尽くされてるし。で、今年もまたその季節がやってきました。
思えば私も昔は、いわゆる“おせち迷子”でした。あちこち調べるものの、情報が多すぎて逆にわからなくなるやつ。SNSでは絶賛されてるけど、なんか案件っぽくない?って疑ってしまうし。実際、一度だけ思い切って高めのやつ頼んだことがあるんだけど…味が濃すぎて家族には大不評。結局、元日の午後には冷蔵庫に戻され、処分する羽目に。あのときの空しさ、今でもちょっとトラウマです。
でもね、そんな失敗も何度か繰り返して、少しずつ学んできたことがあります。見た目とか値段じゃないんですよ、ほんとうに。大事なのは「家族がちゃんと笑顔で食べてくれるかどうか」。
今回は、そんな私のしくじりと、そこからどうやって“うちに合うおせち”を見つけてきたか、そのあたりをまるっとシェアしてみようと思います。
私が通販おせちで「大失敗」した話
味はしょっぱい、解凍も失敗、誰も手をつけない…
あれは3年前だったかな。下の子が幼稚園に入ったばかりで、年末はとにかくドタバタ。「せめておせちくらいはラクしたいよね」ってことで、はじめて通販に手を出してみたんです。で、届いた箱を開けた瞬間は…めちゃくちゃ感動したんですよ。「うわ?綺麗!」って家族で盛り上がって。
でも、問題はそのあとだった。
食べてみたら、味が濃い。甘い。しょっぱい。なんなら全部濃い。しかも冷凍おせちの解凍に失敗して、水っぽいとこもあれば、まだシャリシャリ残ってるところもあって、悲しいくらい中途半端な仕上がりに。
夫は苦笑いしながら「これ、ちょっと厳しいかも」と箸を止め、子どもたちは完全にお餅とからあげへ。
その光景見ながら「私、なにやってるんだろ…」って思いましたね、ほんと。選ぶのも、解凍の手順守るのも、ちゃんと頑張ったのに。ちなみにお値段、1万円台後半です。泣けるでしょ?
「見た目だけ」で選んで後悔したあの年末
今思えば、完全に“映え”に釣られてたんですよね。通販のサイトって、どれも写真がめちゃくちゃ綺麗で。器も豪華だし、詰め方も完璧で、もう美術品かよってくらい。だけどそれって、必ずしも「味」や「満足度」にはつながらないんだなって思い知らされました。
特に見落としてたのが、「味付けの傾向」と「うちの家族の好み」とのギャップ。うちは全体的にあっさり系が好きで、関西風とか京風の薄味が合うんです。でも、そのとき選んだのは“有名料亭監修!”ってうたい文句に惹かれて買った、わりとガッツリ関東風の濃い味系。
あと、地味に致命的だったのが、子どもが喜ぶ洋風メニューが全然入ってなかったこと。たぶん「最初から食べる気ない」って顔してたと思う(笑)。今考えたら、そりゃそうだよなって感じなんですけどね。
レビューもほとんど見てなかった。あの時の自分に「せめて口コミ読んで!」って言いたい。完全にビジュアル重視で突っ走った結果の敗北でした。
でも、やっぱり頼りたい“通販おせち”の魅力
あの苦い経験のあと、「もう通販やめとこうかな…」って正直思いました。けどね、現実はやっぱり甘くなかった。
うちは共働きで、年末は30日まで仕事。冬休みに入った子どもたちはずっと家にいて、なんならちょっと退屈してる。大掃除に年賀状に、実家への手土産の用意…。そのうえ「おせちも手作りで」なんて、誰がそんなスーパーマン仕様を求めてるんだって話です。
共働き家庭の年末は「ラク」が正義
「頼ることって、別に悪いことじゃないな」って。
今は冷凍でも冷蔵でも、ちゃんとしたメーカーやショップのものなら、質も高いし、味もバランスがいい。解凍も昔に比べてかなりわかりやすく工夫されてるし、梱包も丁寧で崩れてることもない。あの頃とは、通販おせちの“進化具合”が全然違うなって思います。
何より、「31日に届くようにセットしておけば、元日の朝はただ並べるだけ」っていう、この安心感。めちゃくちゃ大きいです。年末のバタバタの中で、これはほんとに心の支え。
子どもも「わあ♡」と目を輝かせる、この華やかさこそ通販の強み
あとね、これは個人的にすごく推したいポイントなんだけど…通販おせちって“見た目が華やか”なんですよ。これは正直、大事。
特に子どもって、見た目でテンションが決まるところあるじゃないですか。おせちって、どうしても「大人の食べ物」って印象が強いけど、パッと開けたときに「わあ??」ってなる彩りや盛り付けは、やっぱり通販おせちの得意分野なんですよね。
最近は、伊達巻や黒豆といった伝統的な品だけじゃなくて、洋風メニューもバランスよく入ってるものが多くて。ローストビーフに海老チリ、ちっちゃなハンバーグとか、子どもが思わず「これ食べたい!」って手を伸ばすような工夫がされてたりする。
実際、去年は「どれから食べる?」って家族でジャンケン大会が始まって。
その様子があまりに楽しそうで、思わずスマホで動画撮っちゃいました(笑)。何度見返しても、ニヤけちゃうんですよね、あれ。
やっと見つけた、「本当にうちに合う」おせちの選び方
失敗と試行錯誤を重ねるうちに、私なりの“選ぶ基準”ができてきました。
最初の頃は「有名料亭監修」とか「ミシュランのシェフ」とか、そういう肩書きに惹かれて選んでたけど…正直、それが“うちの味覚”と合うかは別の話。
大人向けの味付けって、意外と子どもが一口でギブアップするんですよね。なますとか昆布巻きとか。そりゃ、家族みんなで食べるはずのおせちなのに、半分以上手つかずじゃ意味がない。
それに気づいてからは、「どんな人に向けたおせちなのか」をちゃんと見るようになりました。
たとえば、「お子さまにも食べやすい」「三世代で楽しめる」といった文言があると、味の方向性がイメージしやすい。写真だけじゃなくて、具体的な食材やボリュームのバランスまで見て、「これ、うちの家族構成に合いそう」って想像できるようになるんです。
レビューの見方にも“コツ”があるんです
あとは、レビューの読み方にも小さなコツがあります。
「美味しかった!」とか「彩りが綺麗!」だけじゃなくて、どんな人が、どんなシーンで食べたのかまで書かれてるレビュー。これが、ほんとに参考になるんです。
たとえば、「夫婦ふたりで食べました。濃い味で日本酒と合う」みたいなレビューだと、子ども中心の我が家にはちょっと向いてないかもな、って判断できるし。
逆に、「小学生の娘が伊達巻を3回おかわり」「祖父母にも好評でした」なんて感想があったら、「うちにも合いそう!」って思える材料になるんですよね。
星の数よりも、コメントの“中身”重視。これ、通販おせち選びには意外と大事な視点です。
2026年版「これ美味しい!」と実感した通販おせち
いろいろ試してきた中で、「これは自信持って勧められるな〜」と思えた3つのおせちをご紹介します。味も見た目もバランスよくて、それぞれの家庭に合ったタイプが見つかると思います。
味も彩りも完璧!京風上品系おせち
価格は税込16,800円。京都・東山の老舗料亭「はり清」監修で、品のある薄味だしが光る、京風の美しさあふれる二段重おせちです。
こんなメニュー
黒豆、伊達巻、栗きんとんなど定番和テイストの上質アレンジ。
鰤の幽庵焼きや鮑の柔らか煮など、一流料亭らしい一品料理。
華やかな紅白なますや昆布巻きで見た目にも凛とした彩り。
薄味に仕上げながらも、だしや素材のうま味がしっかり感じられ、「和の伝統」と「料亭の技」が共存する上品さです。
🍽家族の反応
子ども:「この栗きんとん、あまり甘くないからおいしい!」
夫:「料亭の味ってこういうことか。落ち着いてて最高だね」
祖父母:「昔ながらの味だけれど、どこか洗練されているのが嬉しいわ」
華やかでありながら品の良い味付けは、三世代が揃う食卓にも受け入れやすく、「お正月感」と「大人の満足感」が両立。解凍も冷蔵庫でゆっくり1〜2日掛ける方式で、ふっくらした食感としっとりした味わいが楽しめました。
✅ 特徴まとめ
特徴 | 内容 |
---|---|
味の傾向 | あっさり薄味。だしの旨味がしっかり感じられる |
メニュー構成 | 定番+料亭のひと工夫で、彩りも満足 |
満足度 | 見た目・味・品格すべてが高次元。三世代食卓にも◎ |
料亭「はり清」監修 清祥は、“京風上品系”としてまさに言葉どおりの完成度。木々の紅葉を感じさせる二段重は美しく、味覚だけでなく視覚でもお正月を味わえる逸品です。
肉!洋風!子どもたち大喜びのカジュアル系
私が今回注目したのは、Oisixの「高砂」や「慶梅」といった和洋折衷おせち、特に洋風メニューが豊富なものです。特に「高砂」は、ローストビーフなどお肉中心の豪快なメニューで、子どもにも大好評でした。
こんなメニュー
黒毛和牛ローストビーフ…ジューシーなお肉が嬉しい。ソース付きでパーティ気分を演出。
茄子のカネロニ、パプリカのハーブマリネ…野菜も洋風にアレンジ。おしゃれな味わい。
亜麻仁豚の赤ワイン煮込み、舌平目のジェノベーゼソースなど洋食的な煮込み・魚料理も…。
これらはまるでレストランのコース料理のようで、子どもたちは「お肉だ!」と大興奮。特にローストビーフは取り合いになるほどの争奪戦でした(笑)
🍽家族の反応
子ども:「ローストビーフ、美味しい!もっと食べていい?」
夫:「普段の和食だけど、こういう洋風も嬉しいな。ビール進むわ~」
洋風メニューだから、和風おせちが苦手な子どもも「これは食べられる!」と大喜び。家族みんなで楽しめるバランスです。
✅ 特徴まとめ
特徴 | 内容 |
---|---|
味の傾向 | マイルドだけどしっかり旨味。子どもにも大人にも◎ |
メニュー構成 | 和洋が両立。特に洋風重にローストビーフなどが主役 |
満足度 | 冷凍とは思えないレストラン感。家族ウケ抜群 |
Oisixの「高砂」や「慶梅」は、特に洋風メニューの豊かさが光り、まさに「肉・洋風好きキッズが完食!」のカジュアル系おせちにぴったり。我が家でも年に2度はリピートしたくなる満足感でした☺️
コスパで選ぶならコレ!お試しにも◎
。「まずは通販おせちを試してみたい」という人にぴったりだったのがこちら。1万円ちょとで、3人家族にぴったりの和風三段重おせちです。新鮮な海鮮(ロブスター丸ごと!)や伝統的な定番おかずがバランス良く詰め込まれていて、「この価格でこのボリューム?」と驚くコスパ感が魅力です。
こんなメニュー
ロブスター丸ごと1匹…新鮮なままボイルされ、旨味が凝縮!見た目・食べ応えとも贅沢感あり。
福良鮑の柔らか煮、にしん昆布巻、黒豆、伊達巻など、和のおせちの定番をしっかり抑えて、しみじみ美味しい味わい。
たたきごぼう、田作り、紅白なますなど伝統食材も充実。バリエーション豊富な36品目で、三段重にぎっしり詰まっています。
まるで料亭のような構成で、「定番をしっかり楽しみたい」人にも、「豪華気分を味わいたい」人にもピッタリ
🍽家族の反応
子ども:子ども:「ロブスターすごい!おいしい!」と大興奮。「次もこれがいい!」と言われるほど。
夫:「和風の王道って感じで安心できる味」と満足。ロブスターやアワビに加えて、黒豆や昆布巻きの品質にも感心していました。
祖父母:「こんなに豪華でこの価格は嬉しいわね」「やわらかい海鮮が食べやすい」と評判も上々。
伝統的な和風構成ながら、特典的な海鮮が入っていて「ちょっと贅沢」な気分も味わえる、家族みんなが納得できる内容です。
✅ 特徴まとめ
特徴 | 内容 |
---|---|
味の傾向 | しっかり和風、だしの旨味が効いた安心の味。子どもにも食べやすい |
メニュー構成 | 海鮮豪華+定番和食のバランス。見た目・満足度ともに◎ |
満足度 | ロブスター入りで高級感ありつつ、価格は1万円台!コスパ抜群 |
Oisixの「高砂」や「慶梅」は、特に洋風メニューの豊かさが光り、まさに「肉・洋風好きキッズが完食!」のカジュアル系おせちにぴったり。我が家でも年に2度はリピートしたくなる満足感でした
「またこれがいい」って言われる、あの一言が何よりのごほうび
最近では、おせちを囲んでいる最中に「これ、美味しい!また来年も頼もうよ」と言われるようになりました。
それが、私にとって一番のごほうび。
以前は「これなに?食べたくない…」とテンション低めだった子どもたちも、今では「伊達巻ある?」「ローストビーフ食べていい?」と、自分から選んでくれるように。夫も「年末に買い出し行かなくていいのは助かるな?」と協力的になってくれて、全体的に穏やかなお正月が過ごせるようになりました。
手抜きじゃない。「家族に向き合う選択肢」のひとつとして
もうね、「おせちは手作りじゃなきゃダメ」っていう謎の呪いは手放しました。
もちろん、手作りには手作りの良さがあるし、家庭の味ってすごく大事。でも、年末年始を乗り切るには、何よりまず“自分が余裕ある状態”じゃないと回らない。自分が疲れてると、食卓の雰囲気って意外とピリッとするんですよね…。
だから私は今、通販おせちを「便利グッズ」じゃなくて、「うちに合ったお正月の形」として選んでます。
その上で「これ、美味しいね」「今年は落ち着いて年越せたね」って思えるなら、それが“正解”なんじゃないかなって思うんです。
おわりに:2026年も「本当に美味しい」を探す旅へ
おせち選びって、毎年ちょっとした冒険です。
失敗する年もあるけど、それも含めて“経験値”になる。そして、「これ、当たりだった!」って思える瞬間があるからこそ、また次の年が楽しみになる。
この記事が、今まさに検索窓に「おせち 通販 おすすめ」って打ち込んでる誰かの参考になったら嬉しいです。
2026年も、家族が笑顔になる“ほんとうに美味しいおせち”に出会えますように。